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乾燥でお悩みの方に!肌の保湿ケアに入浴剤が適している3つの理由

目次

1. 肌が乾燥する理由と保湿効果のメカニズム

1-1. お風呂上りに肌が乾燥すると感じる理由

1-1-1. タイムリミットは10分!湯上り後は肌の水分量が低下する

多湿環境である浴室内では、乾燥する意識は低くなりがちですが
お風呂上りの時間帯は特に、肌の水分量の変化について注意が必要です。

温泉医科学研究所の研究結果によると、保湿のタイムリミットは出浴後10分であることが分かりました。
皮膚科学的には、保湿ケアは皮膚水分量が保たれているうちに行ったほうがよいですが
浴室を出た後から急速に肌の乾燥が始まり、10分後からは入浴前よりも水分量が低下してしまうそうです。
お湯で本来肌に備わっている保湿物質が流出してしまうことが原因です。
また、温泉医科学研究所の同調査では、入浴中に保湿化粧品を肌に塗布することで
無塗布の状態よりも出浴後の皮膚水分量が高いことも分かりました。
出浴1分後には約2倍の水分量を保ち、60分後まで入浴前の肌水分量が保たれたそうです。
この調査結果からも分かる通り、お風呂上りの肌ケアをより効果的にするためにも入浴中の保湿ケアは非常に大切です。

【出典】入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果/一般財団法人日本健康開発財団 温泉医科学研究所

【出典】入浴後は急速に肌乾燥が進む! – 保湿の「タイムリミット」は何分? | マイナビニュース

1-1-2. 水道水に含まれる塩素の影響で肌が乾燥する

水道水には消毒殺菌を目的として微量の塩素が含まれています。
水中に残る塩素の濃さを示す残留塩素濃度は、0.1ppm(mg/L)以上、1.0ppm(mg/L)以下を
目安として全国各地域の基準、あるいは目標値が定められています。
生活水を衛生的に保つための塩素ではありますが、肌や髪を構成している
タンパク質を痛める作用もあるため、結果として肌のバリア機能を低下させ
皮膚乾燥を加速させてしまう恐れがあります。

【出典】水道水の残留塩素の濃度は? 公益社団法人 福岡県薬剤師会

【出典】浄水シャワー/浄水器協会

1-2. 肌を守る!保湿効果の仕組み

1-2-1. 肌の構造

上の図のように、外側にある「表皮」とそれを支える「真皮」の層から構造されています。
表皮のうち「角質層」は天然保湿因子(水分を保持する働き)を含む角質と角質の間を
細胞間脂質(セラミド等)で満たした、レンガとモルタルの関係と同様の構造になっており、
この構造が保持されることで外界から身体を守りながら、
水分が体外へ過剰に蒸散していくのを防ぐとともに、一定の水分量を保持する役割を担っています。

【出典】花王 | スキンケアナビ | 肌とはなにか

【出典】保湿成分の解説と成分一覧 | 化粧品成分オンライン

1-2-2. ヒューメクタントとエモリエントとは?

「保湿」を目的として用いられる成分は、水溶性の「ヒューメクタント」と油溶性の「エモリエント」に大別されます。

ヒューメクタントは角質層の水分量増加や柔軟性を与え、
エモリエントは皮膚表面を閉塞することによって水分蒸散を防ぐ働きがあります。

ヒューメクタントは軽めのテクスチャーのものが多く、春・夏の乾燥肌対策に向く成分です。
一方、秋・冬の乾燥肌対策なら、エモリエント系のクリーム等を併用することをおすすめします。

また、年齢を重ねると皮脂分泌量が減るため、エイジングケアの場合には
エモリエント成分配合の美容液や保湿クリームが効果的なこともあります。

【出典】保湿成分の解説と成分一覧 | 化粧品成分オンライン

【出典】保湿とエモリエント | 日本化粧品工業連合会 

2. 保湿に入浴剤が適している3つの理由

2-1. 保湿しながら疲労回復効果も期待できる

湯船にしっかりと浸かり、ゆっくりと過ごす時間はとても大切です。
入浴することによって、手や足先などの抹消神経の拡張、筋肉や関節を柔軟にさせることによる血行促進、
水圧による血液や老廃物の流れを促進させる効果があります。

入浴剤を入れることにより、2つの疲労回復効果が期待できます。

「血流促進効果」
 血流の流れが悪くなると、肩こりが酷くなったりして疲労を感じやすくなります。
入浴剤を入れることで、入浴そのものの温浴効果をさらに高めて血流の流れを良くすることが期待できます。

「リラックス効果」
香りは体を休めているときに働く、副交感神経を刺激させるため、自律神経を整える作用があります。
お気に入りの入浴剤の香りに包まれて入浴することで、リラックス効果を高めることができ、疲労回復につながります。

【出典】【社員が厳選!】疲労回復に効く入浴剤。疲れ解消の仕組みや効果を高める入浴法もお伝えします♪ | 健美薬湯

【参考】入浴によって得られる作用|日本浴用剤工業会

2-2. 化粧水やボディクリームよりも全身を同時にケアしやすい

保湿ケアの中心アイテムと言えばクリームや乳液がありますが、
背中など手が届きにくい部分もあり、手間を負担に感じる方も多いと思います。
また、全身を毎日ケアするためには相当量を消費するので、贅沢な使い方をしてしまいがちです。
入浴剤であれば、お風呂に浸かるだけで全身を同時にまんべんなくカバーできますので
まずは入浴時にベースの保湿をすることで、お風呂上りのケアを効果的に行えます。

2-3. エステのような高額サービスではなく、安く自宅でも簡単に試すことができる

時間と予算に限りが無ければ、誰もが至れり尽くせりのサービスを受けたいですよね。
エステを毎日受けられるような夢の話は別として、毎日のケアは予算とも相談です。
自宅のお風呂であれば、慣れた環境に居ながら自分の好きなタイミングで使用することができますし、
1回あたりのコストは限定的で低く抑えられます。

3. 入浴剤に含まれている主な保湿成分

保湿成分は数多くありますが、ここでは大別したヒューメクタントとエモリエント成分の代表例を挙げます。

3-1. ヒューメクタント(角質層の水分量増加や柔軟性を与える)成分

3-1-1. アミノ酸

アミノ酸は、肌の水分を保ち、保湿する働きがあります。
角質層の中で水分を保持する役割がある天然保湿因子の約半分はアミノ酸で構成されています。
理想的な状態を保つには、天然保湿因子・細胞間脂質・皮脂膜の3つの要素が満たされていることが望ましいです。
また、商品の裏などに記載される全成分表記に「アミノ酸」と表示されることはありません。
化粧品全成分表示で表記されているアミノ酸の代表例は以下の通りです。

◆アスパラギン酸:新陳代謝を促す

◆アラニン:天然保湿成分の成分のひとつで肌の水分を保つ作用

◆アルギニン:コラーゲンの働きを支援し肌にハリや弾力をもたらす

◆グリシン:血行促進効果により角質の水分量を増加させる

◆グルタミン酸:保湿効果および角質を整える作用

◆セリン:天然保湿因子の主成分のひとつで肌の老化を抑える

◆チロシン:紫外線から守るメラニンのもとになる

◆プロリン/リシン(リジン):コラーゲン原料となる成分

【出典】肌とアミノ酸の関係|第一三共ヘルスケア

【出典】肌に優しい化粧品に含まれているアミノ酸の特性・効果とは?

3-1-2. 尿素

もともと皮膚にも含まれる成分の一部で、肌の角層にある天然保湿因子に約7%含まれています。
水溶性が非常に高く、肌に接することで周りの水分を取り込んで皮膚に水分を与えます。
また、角質を溶かしてターンオーバーを促進し、肌を柔らかくする作用があります。
角質が固まった状態で使用する際は役立ちますが、使いすぎると未成熟な角質が増え
バリア機能を低下させてしまい、結果的に乾燥敏感肌になる恐れがありますので程度には注意が必要です。
化粧品全成分表示でも「尿素」と表記されています。

余談ですが、尿素は人類が初めて無機化合物から合成することに成功した有機化合物で
化学界では歴史的な成分として有名だそうです。

3-1-3. 乳酸

乳酸も天然保湿因子の構成成分の一つとして、自然界において多くの動植物内に存在していています。
食品ではヨーグルトや乳酸菌飲料など、発酵物に多量に含まれています。
株式会社シーボンと東京工科大学応用生物学部・正木教授による共同研究結果によると、
乳酸はピーリング効果のみならず、表皮内部からの保湿関連タンパク質の発現量を上昇させることにより、
角層の水分量を向上させることが示唆されました。
化粧品表示名でも「乳酸」と表記されています。

【出典】“乳酸”の皮膚保湿機能に及ぼす効果について新たなメカニズムを発見|株式会社 シーボンのプレスリリース

3-2. エモリエント(水分蒸散を防ぐ)成分

3-2-1. セラミド

セラミドは、角質層の水分保持の80%以上を担っている角質細胞間脂質の主成分で、
人に本来備わっていますが加齢とともに減少してしまいます。
細かく分類すると300以上あると言われており、まだまだ発見されていないものもあります。
例えば下記の種類がありますが、それぞれの役割が異なります。
特に、セラミド1、3、6の不足は、敏感肌、アトピー性皮膚炎と関係が深いと考えられています。

セラミド1:水分保持機能と優れたバリア機能

セラミド2:水分保持能力が高い

セラミド3:水分保持機能とシワ改善

セラミド4:角質の脂質バリア層を形成

セラミド5:水分保持機能とターンオーバー、シワの改善

セラミド6:水分保持機能とターンオーバー促進、シワ軽減

セラミド7:細胞の増殖分化と表皮常在菌のバランスを整える

成分表示では、「セラミド+数字」や「セラミド+アルファベット」で表記されますが
どちらも同じものです。化粧品原料の国際命名法の名称が変更されたことが理由です。
例えば、「セラミド1」は「セラミドEOP」のように表記されることもあります。

【出典】セラミドは肌の保湿力の鍵!ナールスエイジングケアアカデミー

【出典】ヒト型セラミドの名称「セラミド+数字」と「セラミド+アルファベット」

3-2-2. ホホバオイル

ホホバオイルには、「ワックスエステル」と呼ばれる天然の植物エキス成分が入っており
人の肌にも含まれている成分のひとつで、バリア機能としてお肌の表面にある角質部分に
20~30%も含まれていると言われています。
角質層への浸透性に優れ、皮膚細胞を活性化し、肌の新陳代謝を促します。
また、皮脂の過剰分泌を抑える働きもあります。
しかしながら、数ある植物の中でも大量のワックスエステルを含む植物はホホバ以外に存在せず、
貴重さ故に「キングオブオイル」とも称されているようです。
化粧品表示名は「ホホバ種子油」です。

【出典】ホホバオイルの成分|ホホバオイルのすべて.com 

3-2-3. オレイン酸

オレイン酸は、人間の皮脂に最も多く含まれている脂肪酸で
自然界において動植物油一般に含まれますが、特に牛脂、オリーブ果実油、コメヌカ油、ツバキ種子油等に存在しています。

乾燥肌の方はオレイン酸を補うことで皮脂バランスがよくなり、ラップのように包みこんで
外部の刺激から肌を守ってくれます。
人が本来もっている成分でケアすることで、肌負担も少なくなります。
化粧品表示名も「オレイン酸」です。

【出典】オレイン酸の基本情報・配合目的・安全性 | 化粧品成分オンライン

4. 肌の乾燥が気になる方にオススメしたい入浴剤の選び方

4-1. まずは保湿成分が配合されていることを確認することから

化粧品や医薬部外品には、配合されている成分を表示する義務があります。
(化粧品と医薬部外品の違いについては こちら

商品の中に保湿効果のある成分が含まれているか、自ら確かめることが大切です。

成分によって記載方法は異なり、第三章でピックアップした成分以外にもたくさんあります。

[主な成分]
液状ラノリン、ホホバ油、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、
オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、
脱脂粉乳、スクワラン、ハチミツ、ポリエチレングリコール、コメ胚芽油

表示順については配合率の高いものから順に表記するルールになっています。
(ただし、配合量が1%以下の成分については順不同)
保湿成分がより上位に入っていると、その商品を構成するすべての成分のうち多めに配合されていると言えます。

【出典】入浴剤の成分と種類|日本浴用剤工業会 

【参考】化粧品の成分表示名称リスト | 日本化粧品工業連合会

4-2. 乾燥肌の人はアルカリ性のものは避ける

肌は弱酸性を維持することにより、角層のバリア機能を維持します。
過度にアルカリに傾くと、皮膚表面のバリア機能の乱れる恐れがありますので注意が必要です。

しかし、アルカリが肌の大敵で全く触れてはいけないということではありません。
弱アルカリによって、毛穴の汚れや古い角層が除去され、肌がつるつる・すべすべに感じられますので
「美肌の湯」とされる温泉にはアルカリ性の泉質のものが多く見られます。

また、肌にはpH緩衝機能があり、アルカリに傾いても通常のpH4.5~6.5程の弱酸性に戻すことができます。

皮脂が多い方は肌が酸性に傾く傾向がある等、自分の肌との相性を確かめることが大切です。

【参考】pHと酸性・アルカリ性・中性の関係

4-3. 刺激が強いと感じられる素材・成分は避ける

人によってはアレルギー反応が起こることもありますので
効能効果が認められている成分であっても、肌の反応についてはしっかり確認しておきたいです。
また、スクラブ等、皮膚表面を研磨するような使用感のものも控えた方が良いです。

5. 用途・目的別で選ぶ! おすすめの保湿系入浴剤ランキング5選

5-1. アトピー性皮膚炎/かゆみ対策向け薬用入浴剤

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し外部からの刺激を受けやすい状態です。
塩素除去成分などを含む低刺激の保湿入浴剤を活用して、入浴時のケアをおすすめします。

5-1-1. 華密恋(KAMITSUREN) 薬用入浴剤 400㎖ / 2,420円(税込)

【出典】華密恋薬用入浴剤400mL│華密恋公式通販サイト

5-1-2. コラージュDメディパワー保湿入浴剤 500㎖ / 3,300円(税込)

【出典】コラージュDメディパワー保湿入浴剤(500mL): Dメディパワー|【公式】持田ヘルスケアのオンラインショップ 

5-1-3. ミノン 薬用保湿入浴剤 480㎖ / 1,427円(税込)

 

【出典】ミノン薬用保湿入浴剤|ミノンボディケアシリーズ|第一三共ヘルスケア

5-1-4. キュレル 入浴剤 420㎖ / 1,100円(税込)

【出典】花王|製品カタログ|キュレル 入浴剤 [本体] 【医薬部外品】

5-1-5. ノブ モイスチュアバス 400g / 1,980円(税込)

【出典】乾燥肌・敏感肌向けの低刺激性全身用保湿ケア モイスチュアバス|NOV 

5-2. 子供・赤ちゃん(乳児)でも使える無添加系の入浴剤

赤ちゃんの肌は、生後2~3ヶ月になると性ホルモンの分泌が落ち着き、
皮脂の分泌も急激に減っていきます。この時期は未だアミノ酸やセラミド等も少ないため
水分保持がされず乾燥しやすいだけでなく、バリア機能も弱くなりやすいデリケートな状態です。

【出典】【医師監修】赤ちゃんの保湿ケアはなぜ大事?正しい手順とやり方、保湿剤選びの目安

5-2-1. アトピタ 薬用保湿入浴剤 500g / 1,540円(税込)

【出典】赤ちゃんのあせもや湿疹に!!薬用保湿入浴剤「アトピタ」 

5-2-2. ドゥ-エ 入浴料 420㎖ / 1,760円(税込)

【出典】ドゥーエ 入浴料|2e(ドゥーエ)|資生堂

5-2-3. カウブランド 無添加保湿バスミルク 560㎖ / 1,100円(税込)

【出典】保湿バスミルク|牛乳石鹸のカウブランド無添加

5-2-4. Babytab(ベビタブ)レギュラーサイズ45錠 / 4,800円(税込)

 

【出典】ベビタブ | 公式通販 | 重炭酸入浴剤Babytab 無添加 

5-2-5. カレンドラ ベビーバスミルク 200㎖ / 2,420円(税込)

【出典】ヴェレダ カレンドラ ベビーバスミルク / ヴェレダ公式オンラインショップ 

5-3. 香りも良い!フォーマルギフトやカジュアルなプレゼントにも最適な入浴剤

5-3-1. クナイプ スパークリングタブレット 6錠入り(50g×6) / 1,540円(税込)

 

【出典】クナイプ スパークリングタブレット| 炭酸入浴料| Kneipp

5-3-2. アユーラ メディテーションバスt 300㎖ / 2,200円(税込)

【出典】メディテーションバスt | 商品一覧 | アユーラ公式サイト

5-3-3. バスエッセンス サンダルウッド 125㎖ / 3,960円(税込)

【出典】バスエッセンス サンダルウッド | ナリン(nahrin)公式通販サイト

5-3-4. WELEDA バスミルク 200㎖ / 3,080円(税込)

【出典】バスミルク 通販 / ヴェレダ公式オンラインショップ 

5-3-5. 生活の木 シアバター バスミルク 250㎖ / 2,420円(税込)

【出典】シアバター バスミルク 250ml – 生活の木 オンラインストア 

5-4. コスパ最強?ドラッグストアで買える保湿系入浴剤

5-4-1. スロマン ほっこりゆずの香り 600g / 563円(税込)

【出典】バスロマン ほっこりゆずの香り | アース製薬 製品情報 

5-4-2. バスクリン ピュアスキン しっとり肌 600g / 687円(税込)

【出典】バスクリンピュアスキン しっとり肌 600g | バスクリン公式通販ショップ 

5-4-3. バスロマン プレミアム モイストスキンケア 600g / 564円(税込)

【出典】バスロマン プレミアム モイストスキンケア | アース製薬 製品情報

5-4-4. 保湿入浴液 ウルモア クリーミーローズ  600㎖ / 748円(税込)

【出典】保湿入浴液 ウルモア クリーミーローズ | 入浴剤 | アース製薬 製品情報 

5-4-5. エモリカ 薬用スキンケア入浴液 ハーブの香り 450㎖ / 711円(税込)

【出典】花王|エモリカ 薬用スキンケア入浴液 ハーブの香り

5-5. 銭湯やホテル大浴場で使われている入浴剤

5-5-1. 【無添加】純生薬(刻み) 健美薬湯「整」「巡」「爽」/健美薬湯(株)

100%天然の生薬のみ配合されている本格薬湯で、生薬の独特な香りも楽しめます。

【出典】純生薬(刻み) |  健美薬湯 

5-5-2. ビューティーバス/健美薬湯(株)

王道の保湿成分を配合した浴用化粧料です。

【出典】ビューティーバス |  健美薬湯 

6. まとめ

ここまで、皮膚のしくみを確認しながら、お風呂上りに乾燥してしまう理由と
保湿効果のある成分の働きについて記載してきました。

【肌の負担になる要素】

・熱いお湯
・水道水に含まれる塩素

【良い肌の状態とは】

水分を保持する働きの「天然保湿因子」を含む「角質」と、その角質の間を埋める細胞間脂質が
満たされ、構造が保持されていること

【保湿成分とは】

水分を抱え込む役割のヒューメクタント成分と、
フタをする役割のエモリエント成分に分けられ代表例としては下記の成分がある。

(ヒューメクタント)

・アミノ酸
・尿素
・乳酸

(エモリエント)

・セラミド
・ホホバオイル
・オレイン酸

自分の肌の状態を知って、保湿成分が配合された商品を適切に選ぶことが重要ですが、
より保湿効果を高めるために、入浴習慣を見直しましょう。

【入浴剤をおすすめする理由】

・保湿効果に加え疲労回復効果も期待できる
・全身を同時にケアしやすい
・自宅に居ながら安く簡単に試すことができる

6-1. 肌トラブルの原因になるような入浴の仕方を見直す

・体を強くゴシゴシ洗わない

・熱すぎるお湯(40℃以上)は皮脂を取り過ぎるので要注意

・長湯しすぎない

6-2. その他、あわせて行う肌の乾燥予防

・睡眠

毎日忙しくて寝不足の方も多いと思いますが、睡眠不足は肌のターンオーバーを低下させます。
ターンオーバーを促進させるホルモンは、本来睡眠中に活発になります。

・エアコン

室温を一定に保つためのエアコンは大切な生活インフラです。
しかし部屋全体を乾燥させてしまうので、結果的に皮膚の水分蒸発を促してしまうリスクがあります。
快適な湿度は、40~60%だといわれていますが、肌のうるおいを保つためには最大値の60%がベストです。
一方、40%以下だと肌の乾燥が進んでトラブルが起こりやすくなりますので
オイルヒーターに切り替えたり、加湿器などを使用して湿度の調整も行いましょう。

・食事の質

肌にとってよいとされる栄養素、良質のたんぱく質・ビタミン類・ミネラル等です。
特に、肌の乾燥が気になる時に摂りたいのが、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラルです。

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