「大日本銭湯展」銭湯座談会に参加しました。
●大日本銭湯展とは?
名古屋市東区の「文化のみち橦木館」で、2月3日まで銭湯の歴史をひも解く展示会が開催されました。
昔使用されていた貴重なポスターや桶なども展示されており、スーパー銭湯と銭湯の違いなど、銭湯の歴史に纏わる多くの情報が公開されていました。
●銭湯女子部による「銭湯座談会」
銭湯展の内容に加え、愛知県の銭湯の特徴や銭湯で出会った面白エピソードなど、非常に楽しい座談会でした。
【愛知県の銭湯の特徴】
・映画やテレビでよく見かける、風呂場の壁に書かれる絵は富士山ではなく洋風なアルプスの山が多いという。
・カランの蛇口はお湯と水が分かれているものが多いが、愛知県はお湯の蛇口しかない。
私たちは当たり前と思っていても、他県の方から見ると不思議な光景かもしれませんね。
【スーパー銭湯と銭湯の違い】
・スーパー銭湯はディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどの
テーマパーク的な楽しさがある。
・しかし、それらは与えられてる楽しさである。言うなれば、銭湯の場合は
自分が楽しさを発見できる場所。
・日本の文化で例えるなら、銭湯は神社仏閣のようなもの。古いけれど情緒があり、
風情があり、歴史を感じることができるのだという。
・使えないカランや桶などがあることはザラで、スーパー銭湯だと問題になるが、
銭湯ではまたそれが味である。
【ファンに聞く、「私が銭湯ファンになった」理由】
・小さい頃家に風呂がなく銭湯に通っている内にファンになった。
・スーパー銭湯に通っていた人がある日、銭湯の存在に気づき、行ってみたら
違いすぎて胸打たれ、一気にファンになった。
今ではほとんど見かけない、昔ながらのお風呂に心安らぐ人も多いはず。
歴史と人情を感じる「落ち着く」お風呂に、今も昔も多くのファンが銭湯に足を運ぶ気持ちもわかりますよね。
【銭湯で出会った人の面白エピソード】
・たわしで身体を洗うおばあちゃん。年寄りは痛いぐらいの刺激が好きなのだという。
・「裸で出ないでください」という注意書き
・「服を着てマッサージ機に座ってください」との注意書きがあるところがあった。
その他、当社とOFR48のご紹介も頂けました。
お風呂上りのフルーツ牛乳、浴室のペンキ絵と、銭湯には懐かしくホッとした気持ちになれるシーンがいっぱいあります。
そんな気持ちになれるのは銭湯そのものが、心安らぐシンボルとして私たちの心に刻まれている為ではないでしょうか。今も昔も変わらない、銭湯の力に脱帽した展示会でした。
次回もまた、温浴業界にまつわる情報、活動をお知らせ致します。