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【3分で学べる】温浴効果を高める正しい入浴時間を教えます!長風呂のメリットやデメリット、最適な入浴時間を徹底解説。

身体や心が喜ぶ、正しい入浴は何分間なのか、ふと思った事はありませんか?意外と知りませんよね。正しい入浴時間を知らないと、快適さを感じる事ができないと思いませんか?入浴が不快になっていては、せっかくのお風呂タイムが台無しになってしまいます。このお話は、私達の身体も心も喜ぶ、ベストの入浴時間をご紹介します。


お話を始める前に。
「入浴」には2つの解釈があります。
「お風呂場で体を洗い、湯舟に浸かること」と「湯舟に浸かること」です。
ここでは「入浴」=「湯舟に浸かること」としてお話を進めていきます。

 

目次

1.日本人の入浴時間の統計データ

1-1. 入浴時間の平均は15分

グラフ:湯舟につかる時間

【出典】
Weathernews あなたの入浴時間は何分?

「Weathernews あなたの入浴時間は何分?」掲載のグラフによりますと、私達の平均入浴時間は15分くらいになるそうです。皆さんの入浴時間はいかがでしょうか?

1-2.女性の平均入浴時間は、男性の平均入浴時間より長い

グラフグラフ:男女の入浴時間

【出典】
なんでも調査団@niftyニュース 女性の方が長風呂傾向。1回のお風呂の時間 約7割が15~30分間

なんでも調査団が2013年に調査した「お風呂についてのアンケートランキング」によれば、男性より女性の入浴時間の方が、長い傾向になっている事がわかりました。これは男性よりも女性の方が、身体が温まりにくいからです。

温まりにくい理由は、女性の筋肉量の方が、男性の筋肉量よりも少ないからです。筋肉は熱を作り、さらに熱を運ぶ役割をしています。無理なダイエットも筋肉量が減る原因ですね。
また「おしゃれは我慢よ!!」で薄着をする方は、さらに身体を冷やしてしまい、温まりにくくしているのではないでしょうか?

【参考】
オムロン そもそも女性はどうして冷えるのでしょうか?

2.効果的な入浴時間は?

2-1. 疲労回復効果を得るには、38~40℃のぬるめのお湯で20分間

疲れの原因の一つは活性酸素の蓄積によって起こります。この活性酸素を除去する方法として、血流改善があります。

お風呂による血流改善のしくみは、
・温熱効果によって抹消血管が広がる。
・水圧がかかり、血管が圧迫された結果、血液循環を促す。

また、お風呂には浮力があり、疲労した筋肉や関節への負担が軽減されます。
これらの効果は、38~40℃のぬるめのお湯で20分間の入浴が最適で、疲労回復が期待出来ます。

2-2. ストレス回復効果を得るには、38~40℃のぬるめのお湯で20分間

湯船に浸かる事そのものが、リラックス感をもたらす副交感神経を優位にしてメンタルを整えます。また、浮力によって、身体の緊張が緩むと、心の緊張もゆっくりとほぐれていき、身心のリラックスにつながっていきます。

38~40℃のぬるめのお湯で20分間入浴することで、副交感神経の働きが活発になります。
更に、アロマオイルをお湯に数滴加えることで、よりいっそうリラックス感を得る事ができます。

【出典】
大正製薬 入浴の効果で疲れがとれる!正しい入浴法とは?
公立小学校共済組合 ぬるめのお湯で気持ちもほぐれる自立神経のバランスを整える入浴法

2-3. 疲れているが、仕事や勉強をもう少し頑張りたいときには、42℃以上の熱めお湯で5分間

熱めのお湯は交感神経を優位にし、心身ともに活発にします。疲れてはいるが仕事や勉強を頑張りたい時には、42℃以上の熱めのお湯で5分間お風呂に入る事で、再び活動的になるでしょう。

【出典】
アース製薬 熱めのお風呂とぬるめのお風呂、どっちがいいの?
自立神経を整えるお風呂の入り方教えます!/根来教授のアンチエイジングホルモン
【参考】
健美薬湯 【社員が厳選!】疲労回復に効く入浴剤。疲れ解消の仕組みや効果を高める入浴法もお伝えします♪

3.長風呂のメリットとデメリット

表:長風呂のメリットとデメリット

まず、長風呂とは何分くらいを指すのでしょか?多くの人は30分以上の入浴が長風呂と感じる様です。

3-1. 長風呂のメリット

3-1-1. リラックスした癒しの時間が過ごせる

ぬるい温度での長風呂によって副交感神経が優位となり、リラックス感が得られます。

3-1-2. デトックス効果が期待できる

じんわりと汗が出る事により、デトックス(老廃物を体の外に出す)作用が期待できます。

3-1-3. むくみが緩和される

水圧作用によりリンパが流れやすくなり、温熱効果による血流改善との相乗効果で身体のむくみが緩和されます。
平均時間の15分間よりも、効果はより期待できます。

3-2.長風呂のデメリット

3-2-1. 脱水症状になる

たくさん汗をかく事により、脱水症状になる恐れがあります。

3-2-2. 乾燥肌になる

皮脂や肌のセラミドという保湿成分がお湯に溶け出してしまい、肌を守る機能が低下して乾燥しやすくなります。

3-2-3. 心臓や肺に負担がかかる

お湯につかると身体に水圧がかかり、血液やリンパの流れが良くなる、というメリットがあります。
しかし、お湯につかる時間と比例して、心臓や肺への負担が大きくなります。

3-2-4. 人間関係が悪くなる

家族と言うコミュニティーの中で、長時間の入浴が問題となる事があります。
長いと2~3時間、入浴しているそうです。原因は、携帯電話を持ち込んだり、お風呂にテレビを設置してみたり、、、
お風呂渋滞はイライラします。

 

3-3. 長風呂のデメリットを解消する方法

3-3-1.脱水症状を避けるために水分をとる

こまめな水分補給をこころがけましょう。身体への吸収が良いイオン飲料水を飲むなど、工夫する事が大切です。

3-3-2. 保湿剤を使う

ヒアルロン酸入りの保湿の入浴剤を使ったり、お風呂上りに保湿クリームなどを塗るなど、肌ケアをしましょう。

3-3-3. 心臓や肺への負担を少なくするために半身浴にする

身体への負担を少なくするためには半身浴がおすすめです。全身浴ほど水圧がかからないため、心臓や肺への負担も和らぎます。

3-3-4. お風呂渋滞を緩和するために入浴の時間帯を工夫する

入浴の順番を工夫してみましょう。
例えば、長風呂をする人には一番最後に入ってもらうようにしたり、
お風呂タイマーを使って入浴時間を意識させること等が効果的かもしれません。

【参考】
PIXTA 長風呂は危険?デメリットと正しい入浴法で得られるメリットを押さえよう!
アース製薬 お風呂ナビ お風呂最高、でも長くつかりすぎると、、、
日新製粉グループ 体が喜ぶ「正しい入浴法」とは?
お風呂レシピ おうちお風呂を楽しむ!半身浴にはどんな効果があるの?

4.最適な入浴のタイミング

4-1. 朝のお風呂

4-1-1.朝のお風呂のメリットは、交感神経を優位にしてスッキリした朝を迎えられること

朝のお風呂は、交感神経を優位にし、脳や身体を目覚めさせ、気持ちよく1日をスタートさせる事が期待できます。
40~42℃の熱めのお湯で5分間の入浴が、交感神経を優位にさせる事ができます。

4-1-2.朝のお風呂のデメリットは、ヒートショックの危険性があること

入浴事故の多くはヒートショック(寒暖の差によって引き起こされる体へのダメージ)によるものです。
起床直後は1日で、最も体温が低く、血圧が下がっています。
この状態で熱めのお風呂に入ると急激な血圧上昇が起こります。

更に身体が温まった状態で、お風呂から出た時に、脱衣室の温度が低かったりすると、
寒暖の変化が激しくなり、身体がこの変化に対応できない状態となります。
これが原因で脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中につながってしまいます。特に冬場は注意が必要です。

4-1-3. ヒートショックを防ぐためにお風呂の温度と、お風呂あがりの気温の温度差を少なくする

脱衣室を温める、温かい飲み物を飲んで身体を温めてからお風呂に入る等々、身体の寒暖差を小さくする様に心がけましょう。
【参考】
バスリエ 朝風呂の意外な効果が判明!メリットや健康になる入浴法をご紹介

4-2. 夜のお風呂

4-2-1. ぐっすり眠りたい方は就寝1.5時間前に入浴する

副交感神経を優位にします。リラックをすることで、寝つきがよくなります。就寝1.5時間前に、38~40℃のぬるめのお湯で20分間入浴します。

4-2-2. 受験勉強、徹夜仕事などパフォーマンスを上げたい方は熱めのお湯で入浴する

交感神経を優位にします。心身ともに活発になります。42℃の熱めのお湯で5間分入浴をします。
【参考】
バスクリン 良い睡眠はお風呂から! 入浴で睡眠の質を変えよう
バスリエ 朝風呂の意外な効果が判明!メリットや健康になる入浴法をご紹介

入浴している女性

5.高齢者の入浴時間

5-1. 入浴時間は10分間にする

ヒートショックの危険性があります。
高齢者は心臓機能の衰えや血圧の変動など、身体に大きな負荷がかかり、対応できない事が多いです。
入浴は、41℃くらいのお湯で10分間を目安にしましょう。

5-2. 危険な入浴時季は冬

グラフ:溺水による死亡者数と平均気温

【出典】
長野県後期高齢者医療広域連合 冬安全にお風呂を楽しむ「ヒートショック予防」2022年

長野県後期高齢者医療広域連合の調査によりますと、高齢者の水による事故の多くは、11~2月に集中しています。
グラフより、この時期の平均気温は低い事が分かります。
そのため、冬場はお湯の温度と気温の差が大きくなり、事故の多くはヒートショックを起こしていると考えられます。

予防処置として、入浴を41℃のお湯で10分間とし、脱衣所を暖房器具で温めて温度差を小さくします。
また、血圧の変動を少なくするために手すりや浴槽のふちを持ち、ゆっくり立ち上がる事も必要です。
更に事故を防ぐために家の人に声をかけてもらいましょう。

【参考】
ダスキンヘルスレント 入浴の効果と、入浴をサポートする福祉用具
高齢者の入浴事故 ヒートショック対策と予防 健康長寿ネット

6.赤ちゃんの入浴時間

6-1. 赤ちゃんの入浴時間は10分間

グラフ:赤ちゃんの入浴時間

【出典】
小学館 hugkum

調査によると、赤ちゃんの湯舟に浸かる時間は、10~40分間でバラバラの結果となっており、個人差ある事が判りました。
理由はまちまちですが、10分間より短い入浴は両親の負担を減らすためである一方、長い入浴は赤ちゃんとのコミュニケーションやスキンシップの場にしているからだと考えられます。

赤ちゃんの身体への負担を配慮すると、入浴は身体を洗っている時間もふくめて10分以内で手早く済ませることが推奨されています。
浴室やお湯の温度は赤ちゃん本人の体力に個人差があることを考えつつ、入浴時間はあまり長くなりすぎよう注意しましょう。

6-2. 赤ちゃんの入浴のおすすめ

幾らかの情報をまとめてみた入浴のおすすめポイントは、

  • 機嫌が良い時に入れる
  • 授乳や食事後は、もどす事があるので避ける
  • 生活リズムを整えるため、深夜は避ける。出来るだけ同じ時間帯に入れる楽しい入浴時間にしましょう。

【参考】
赤ちゃんのお風呂デビュー!!お風呂の入れ方と注意点
基礎知識 初めての沐浴のやり方!時間・温度・ベビーバスの選び方を解説
赤ちゃんのお風呂や授乳のタイミングを決めるコツ

7.まとめ

表:このお話のまとめ

お湯の温度と人の活動には、真逆の関係があることがわかりました。

1.38℃~40℃のぬるめのお湯に浸かると副交感神経が働き、疲労回復やストレス解消できます。

2.42℃以上の熱いお湯に浸かると交感神経が働き、心身ともに活発になります。

お風呂に入る時間は何時でもよいのですが、活動的になりたいとき、休息を求めているときなど、 目的に応じてお湯の温度を調整するとそれに伴った効果が得られます。 日本人の平均入浴時間(湯船に浸かる時間)は15分です。 人により長風呂の感覚は異なりますが、身心ともに健康で、人間関係は円滑にしたいものです。 入浴剤を使用して温浴効果を高めたり、入浴時間をずらしたり等、工夫することをお勧めします。

正しい入浴時間を学び、身体も心も喜ぶ、楽しい入浴をしましょう!!

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